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当院で行える検査

  1. 「採血検査」でわかること
  2. 「尿検査」でわかること
  3. 「レントゲン検査」でわかること
  4. 「心電図検査」でわかること
  5. 「超音波検査」でわかること
  6. 「動脈硬化検査」でわかること

1.「採血検査」でわかること

血液検査をする主な目的は、病気の原因を調べる、診断の確認をする、病気の進行度合を調べる、治療効果を確認する、などがあります。健康診断を受けることで、病気の早期発見、早期治療ができます。

目的 検査項目
血球成分 赤血球・白血球・血小板・ヘモグロビン
肝機能 AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP・ビリルビン
腎機能検査 クレアチニン(Cr)・尿素窒素(BUN)・eGFR
脂質代謝 LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(TG)
糖代謝 血糖・ヘモグロビンA1c(HbA1c)・グリコアルブミン(GA)
炎症・感染症 CRP・白血球

Q. 基準値から外れています。病気でしょうか?

A. 基準値から外れていても正常なことがあります。追加の検査などを行い、正常か病気かを判断していきます。

Q. 最初から詳しい血液検査をして欲しい。

A. 最初から詳しい検査を行うことは保険の適応外になってしまう可能性があります。まずは「スクリーニング」を行い、病気が隠れているか調べます。その後、可能性のある病気に狙いを絞って追加の詳しい検査を行います。

2.「尿検査」でわかること

血液検査をする主な目的は、腎臓病、糖尿病、尿管結石、膀胱炎、膀胱がんなどの早期発見、早期治療のために行います。尿検査の中で重要になってくる項目は「たんぱく」「潜血」「糖」になります。

尿たんぱく

慢性腎臓病(CKD)や、糖尿病の方などで陽性になることがあります。正常の方でも陽性となることもありますが、尿蛋白が持続すると腎臓の機能が徐々に悪くなってくることがあります。

尿潜血

尿管結石、膀胱炎、膀胱がん、慢性腎臓病(CKD)の方などで陽性になることがあります。正常の方でも陽性になることもありますが、放置しておくと病気が進行してしまうこともあります。

尿糖

ほとんどの糖尿病の方で陽性になります。食後に血糖値が上がりすぎてしまう「食後高血糖」を早期発見することで、糖尿病を防ぐ役割もあります。

Q. 検診の尿検査で毎年異常が出てしまう。具合は悪くないので放置していいのか?

A. 尿の異常で症状がでることは珍しいです。異常の原因を突き止める必要があります。原因がわかれば放置していい状態なのか、治療が必要なのかがわかります。

Q. 尿検査するときは朝一番の尿(早朝尿)がいいのか?

A. 状況によっては早朝尿が必要な場合もあります。特別な指示がなければ、早朝尿でなくて構いません。

3.「レントゲン検査」でわかること

肺や腹部の状態、心臓の状態、骨折の有無、骨・関節の状態を調べます。
欠点は正面から撮影することが多いため、心臓の裏の病変がわかりにくいことがあります。また、画像が鮮明ではないので小さな病変は見えないことがあります。
少しでも気になる所見がある場合は、追加でCT検査を行うことをお勧めしています。

Q. 何度もレントゲン検査しているが、被ばくは大丈夫か?

A. 健康診断などで撮影する胸部X線を1回撮影すると「0.06mSv」の線量を受けることになります。100回撮影しても「6mSv」です。身体に影響が出ると言われている線量は「200mSv以上」と考えられていますので、問題ない被ばく量と考えられます。

4.「心電図検査」でわかること

心臓の動きを電気的な波形に現して記録し、それによって心臓の状況を調べることです。
心臓の活動の異常によってあらわれる不整脈の診断には必要な検査です。
また、先天性の心臓の異常が偶然見つかることもあります。
しかし、心電図検査で異常なしと判断されても心臓が正常とは限りません。心臓の異常が疑われる方は、さらなる詳しい検査(心臓超音波検査など)を行う場合があります。

5.「超音波検査」でわかること

人には聞こえない音を利用して体の内部を調べる検査です。ゼリーを用いて行う検査で、少しひんやりとしますが痛みはありません。CT検査と違い、放射線を使わないので被ばくの心配もありません。

腹部

部位 疾患
肝臓 脂肪肝、肝嚢胞、肝血管腫、肝炎、肝硬変、肝がん、など
腎・尿管 腎結石、尿管結石、腎嚢胞、水腎症、腎臓がん、尿管がん、など
胆嚢・胆管 胆石、総胆管結石、胆嚢ポリープ、胆嚢炎、胆嚢がん、胆管がん、など
膵臓 膵炎、膵嚢胞、膵がん、など
脾臓 脾腫、脾嚢胞、など
消化管 潰瘍、腸閉塞、腸炎、虫垂炎、胃がん、大腸がん、など
膀胱 膀胱炎、膀胱結石、膀胱がん、など
前立腺 前立腺肥大、前立腺がん、など
子宮・卵巣 子宮筋腫、子宮がん、卵巣嚢腫、卵巣がん、など

頸動脈

動脈硬化症、静脈瘤、静脈血栓症、など

Q. 費用はどのくらいかかるか?

  • 腹部(1割負担500円~800円、3割負担1,500円~2,400円)
  • 頸動脈(1割負担300円~600円、3割負担900円~1,800円)

6.「動脈硬化検査」でわかること

四肢の血圧を同時に測定することで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。この検査を行うことにより動脈硬化(血管の老化など)の程度や早期血管障害を検出することができます。

「動脈硬化の危険因子」

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 喫煙
  • 肥満など

動脈硬化の進行を放置すると、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・閉塞性動脈硬化症などを引き起こす原因となります。

患者さんには仰向けで寝ていただければ結構です。
心電計などを装着し、手足の血圧を測定するだけなので、辛い検査ではありません。測定は約5分程度です。

Q. 費用はどのくらいかかるか?

A. 1割負担100円、3割負担300円 です。

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